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3色カラーのスピッツ人形
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昭和レトロなスピッツのケース人形です。
ガラスケースに入ったスピッツ人形はけっこうあるのですが、これは贅沢にも3匹のスピッツが収納されています。
しかも、それぞれのスピッツがカラフルで、とってもオシャレです(笑)

子どもの頃、隣町に住む祖父の家には1匹のスピッツがいました。
田舎の炭鉱町のことで、祖父の家は特に小さな川を超えた山際に一軒だけ残る、古い家でした。
当時は、まだきっと治安も物騒な時代だったのだと思います。
家の外に番犬を飼っている家が多くて、祖父の家のスピッツもやはり番犬代わりに飼われていたようです。
犬の名前は「ポッピ」と言いました。
夕食に鶏の脚を焼いたものを食べた夜には、僕らは必ずといっていいほど祖父の家を訪ね、ポッピに残り物の鶏の脚の骨をあげました。
スピッツは番犬として飼われるだけあって、とても良く吠える犬で、僕らの姿を見つけると、どれだけ遠くからでもキャンキャンと大きな声で吠えたものです。

僕が中学生のとき、ポッピは突然に死にました。
老衰だったそうです。
祖父は死にかけた犬を最期まで懐に抱えて、その温もりを感じているかのようでした。
明治の生まれで、滅多に感情を見せたりしない祖父が、それほど強く飼い犬のことを思っていたということが、中学生の僕にはとても不思議でした。

今では、ポッピも祖父もこの世にはありません。
ただ、白い毛をフワフワとさせたスピッツ犬と、無愛想に犬の頭を撫でている祖父の痩せた顔だけが、僕の手元に残る1枚の写真の中にひっそりと残っているだけです。
そんな写真をいつまでも持ち続けているせいか、僕は今でも昭和レトロなスピッツ犬の人形を見つけると、小さな胸の高鳴りを感じ、フワフワの犬の人形をついつい手にしてしまうのです☆
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by kels2007 | 2007-01-29 22:34 | レトロかわいい