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カテゴリ:こけし人形( 61 )
登別温泉のおみやげこけし
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登別温泉といえば、北海道を代表する温泉観光地です。
ドリフターズの「いい湯だな」でも、♪ここーは北国、のぼりべつの湯~と歌われるほど、まあ、有名な温泉です。
でも、こういう観光地って、地元の人は案外行かなかったりするんですよねー。
地獄谷とかクマ牧場とか、すごく懐かしい響きがあります。
でも、たまにはそういう昭和の観光名所巡りも悪くないかなーという気もしますが。

早朝からの激務で多少フラフラしています(笑)
でも、今日もちゃんと「おみやげこけし」はゲットしましたよー☆
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by kels2007 | 2007-01-30 22:15 | こけし人形
利尻湯の海女さんこけし
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今日は骨董市とレトロ雑貨のお店を回って、「こけし人形」との出会いはありませんでした。
なにしろ、いつも同じようなお店ばかり回っているから、そうそう「こけし」の買い物ばかりあるわけではないんですよね。
それでも、「こけし人形」に限らず、懐かしいものに触れることができる骨董店巡りは、週末の楽しみとして欠かすことができません(笑)

あるお店で、店主の方とお話をしていると、古いオモチャを扱っているお店の話になり、そういえば、僕はそういうお店とは全然縁がないなーと思いました。
確かに、最近は「こけし人形」を始めとして、昭和レトロな人形や駄玩具なんかを買うことが多いけれど、僕のコレクションは基本的には骨董や古道具の延長で、ティン・トイ(ブリキのオモチャ)やソフトビニールの怪獣なんかのようなオモチャとはちょっとラインが違う感じなのです。
大体、女の子の遊び道具みたいなものばかり買っているから、そういうオモチャ専門店にはなかなか足が向かないということなのかもしれません。
どちらかというと、雑貨店みたいなお店に行って、食器やキッチン・ツールなんかの生活雑貨と一緒に、「こけし人形」を探すのが一番しっくりくるみたいです。

さて、今回の写真は利尻湯の海女さんこけしです。
ポイントがいくつかあります。
まず、海女さんこけしであるということ、ボディが貝殻デザインであること、そして「利尻湯」という文字です。

昭和の風俗として過去に閉じ込められてしまった観のある「海女」は、既に失われた文化へのノスタルジーのためか、「こけし人形」の世界でも人気があるモチーフのようです。
単に、露出度が高いからという男性諸君の理由もあるとは思いますが。
ただし、この「海女さんこけし」は露出はほとんどなく、水中眼鏡と桶というアイテムによって「海女さん」を表現するに留まっています。

次に、ボディの貝殻デザインですが、本物の貝殻を使うわけでもないのに、ボディをわざわざ貝殻のデザインによって作成しているのが、この「海女さんこけし」の特徴のようです。
貝は北海道で言うと「ツブ貝」のような貝のもので、どうして体を貝にしなければならなかったのかという、素朴な疑問を残しますが、それがこの「こけし」を印象深いものにしているのでしょう。
仮に、体を人間的に表現しているとしたら、この「海女さんこけし」は露出の高いセクシー系になっていた可能性もあり、制作者はあえてそうした路線を外したとも考えることができるようです。
頭だけが人間で、体はその他の生物(あるいは生物でさえない)というデザインは、当時の「こけし人形」に頻繁に見られる表現方法であり、あえてそうした表現をすることによって、「お土産」としての楽しさを強調したのかもしれませんね。

最後に「利尻湯」についてです。
北海道最北端に位置する利尻島は、礼文島とセットで紹介されることの多い観光地ですが、この島に温泉があるということはあまり知られていないようです。
ところが、「利尻富士温泉」と呼ばれる温泉が発見されたのは平成8年のことで、それまでこの北の離れ小島には温泉と呼べるものはありませんでした
つまり、この「お土産こけし」が作られた時代、温泉はなかったということであり、したがって「利尻湯」とは温泉ではなく、普通の銭湯だった可能性が強いと思われます。
普通の「銭湯」でお土産こけしを売っていたというのも、なんだか昭和時代らしいお話ですよね。

僕は、北海道内での買い物が多いので、必然的に北海道内の観光地の「お土産こけし」を中心に集めることになっているようです。
「お土産こけし」を集めるまでは、そういう当たり前のことにも気付かなかったわけで、「お土産こけし」は、僕に昭和時代の北海道民の旅行の在り方というものを少しだけ考えさせてくれたようです。
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by kels2007 | 2007-01-28 18:58 | こけし人形
モダンな双子こけし
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今日、初めて入ったお店で、思いがけず嬉しい出会いがありました。
まずは、「こけしの神様」に感謝です(笑)
ブログで紹介するのは、少し時間を置いてからと決めていますので、しばらくお待ちください。
「こけし」ばかり熱心に見ていたために怪しまれたのか、「もう随分たくさん集めているんですか」と訊かれてしまいました。
コレクターっぽく見えないように、振る舞っているはずなんですけどねー(笑)
いかにもオタクっぽく見えたのでしょうか☆
そういえば、骨董市なんかで「こけし」を買っていると、なんとなく他人の目が気になったりしますね。
「もしかして、ブログやってる人ですかー?」みたいな会話は苦手なんです(笑)
アヤシイと思っても、軽くスルーしちゃってください。

さて、今回の「こけし」は、いかにもモダン昭和の香りが漂うオシャレこけしです。
本当は「おみやげこけし」とかではなくて、「こけし人形」としてきちんと分類すべきものなんてじょうね。
カテゴリの整理は、またそのうちにやりたいと思います。

とりあえずは、黄色と赤色の帽子を被った無国籍風の双子に注目してください。
なぜか壺に入っています。
僕はずっと不思議に思っていることがあるのですが、昭和30年代~40年代にかけてのデザイン・モチーフに、この「壺」が頻繁に登場しています。
カップ&ソーサとかサイドボートとか襖とか、とにかくもう色々なところに、この「壺」のデザインが登場するのですが、これって一体どういうことだったんでしょうね。
なぜに「壺」?って感じです。
一説には、民芸ブームみたいなところから、壺や何かのデザインが流行したとも言われていますが、「壺」が流行する民芸ブームって、一体なんだったんでしょう。
昭和の匂いが強いから、僕も「壺モノ」は大好きなのですが、うーん、謎です。

それにしても、この「こけし」の壺のデザインの素晴らしいこと(笑)
「お土産こけし」は、どうしても地味な色彩で表現されているものが多いので、こういうふうにカラフルなものがあるとかなり目立ちます。
どこかのデパートの骨董市で巡り会ったもので、何だか嬉しかったことを覚えています。
東京タワーの「こけし」と一緒に買ったのですが、業者の人は「東京タワー」の方が好きだったみたいで、こっちの「双子こけし」はオマケみたいな扱いでした。
でも、僕は最初からこっちがほしかったんですよねー。

昭和の時代、こういう無機物と人間を組み合わせる表現方法が流行し、様々なヘンテコこけしが誕生しました。
現代では見ることのできない斬新な発想による作品が、「こけし人形」の魅力のひとつになっているんでしょうねー☆
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by kels2007 | 2007-01-28 00:03 | こけし人形
こけし☆メッセージ
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僕はスクラップブックが好きです。
なんて書くと、最近流行のオシャレなスクラップブッキングみたいなものを連想しちゃうかもしれませんが、僕が好きなのは昔々に作られた、新聞なんかを切り抜いて貼りつけた、あのスクラップブックです。
昔の印刷物には味のあるものが多いのですが、それが1冊のノートブックにごちゃごちゃと貼りつけられているだけで、時代のリアリティは大きく増します。
時には、スクラップブックの作成者のメモ書きなんかがあったりすると、そのスクラップブックは、まるで作成した人の魂が込められているような、そんな息吹を与えてくれたりするのです。

僕が「お土産こけし」に魅せられた理由のひとつに、「こけし」に残されたメッセージがありました。
古いお土産の「こけし」を裏返すと、底面に日付や短い言葉などが書き込まれたものに出会うことがあります。
当時の人々は、旅のお土産に「こけしむを買ったりもらったりすると、マジックペンなんかで覚え書きを書き込んだりすることが珍しくなかったようです。

たとえば、写真は「1962.5.25 箱根修学旅行にて」と記載されたもの。
この覚え書きがあるために、この「こけし」は昭和37年に修学旅行生が箱根で買ったものだということが分かります。
他のお土産であれば、こんなふうに記録を付けたりすることはなかったのでしょうが、これが木で作られた「こけし」であったために、このようなメモ書きが可能だったのだと思われます。

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続いて、「昭和32年3月18日 眞智子さんより」と書かれた「こけし」です。
この「こけし」の持ち主は、きっと男性だったのでしょう。
そして、眞智子さんは彼の恋人だったのかもしれません。
あるいは、男性が一方的に思いを寄せる女性だったということも考えられます。
少なくともこの「こけし」から感じることができるのは、この「こけし」の持ち主が眞智子さんに対して抱いている、ほのかな愛情みたいなものです。
好きな女の子からもらったお土産こけしに、男性はきちんと大切な人の名前を書き込んだのです。

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もうひとつ、「1月4日 白馬スキー場 西島武士さんより」と書かれた「こけし」です。
男性の名前に「さん付け」していることから、相手の西島武士さんとは友情関係にある間柄ではなかったと思われます。
お土産をもらった人は女性、相手はもちろん男性で、職場か大学の先輩みたいな人だったのではないでしょうか。
関心のない人間からのプレゼントに、きちんと覚え書きをする意味はあまりないと思いますから、この短い文章には、やはりある種の特別な感情が漂っているような気がします。
日付から考えると、正月休みか冬休みに、一緒に白馬スキー場まで旅行に行ったのでしょう。
二人きりだったのか、仲間達で行ったのか、それは分かりません。
一緒にお土産屋さんを見て回っているうちに、彼がこの「こけし」を買ってくれたのでしょう。
二人がこの後どうなったのか、それは知る術もありませんが、少なくともこの「こけし」が持ち主の手に渡った瞬間の淡い恋心みたいなものだけが、「こけし」に残された覚え書きと一緒に永遠に閉じ込められているのです。

僕は、「お土産こけし」を見つけるたびに、必ず「こけし」の裏側をひっくり返しては、そこに何かのメモ書きがないかどうかを確かめることにしています。
そして、そこにマジックペンで書かれた小さな文字の書き込みを見つけると、思わず嬉しくなってしまうのです。
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by kels2007 | 2007-01-27 21:33 | こけし人形
札幌時計台こけし
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昭和のお土産を探して、いろいろなお店を訪ね歩く毎日です。
どこの家庭にもあったはずのものなのに、いざ探してみるとなかなか見つからないものです。
もともと僕は、明治時代や大正時代のガラスの器を蒐集することから、骨董品の世界に入りました。
特に、いつの時代でも主要な食器のひとつだったガラスコップが大好きで、戦後のものまでを含めてずいぶんたくさんのガラスコップを集めました。
昭和レトロ雑貨には、ずっと興味があったものの、自分で集めるには到らないものという認識がありました。
昭和30年以降の雑貨というのは、まだ骨董品の類に入るものではないと思っていたし、どこの家庭にでもあるガラクタみたいなものだという感覚があったんですね。
だから、そういう期間にずいぶんとたくさんの「こけし」を見過ごしてきたんだと思います。

昭和レトロな雑貨を買うようになったのは、実にここ1年くらいのことで、それは特に理由らしい理由があってのものではありませんでした。
最近は古いガラスの出物が少なく、目新しいものに飢えていたということもあるのかもしれません。
もともと郷土史の勉強をしていることもあって、札幌や北海道に関係する資料的なものについては、フリーマーケットや骨董市などで少しずつ買い集めていたので、そうした資料収集の一環として、昭和のお土産を買うようになりました。
もちろん、北海道関係のものだけに限ってのことです。
ところが、そうして少しずつ北海道各地のお土産こけしを集めているうちに、昭和時代に「お土産」として生産された小物の世界にも、随分と奥深いものがあるんだということが分かるようになってきました。
北海道のお土産限定の蒐集家だった僕が、「こけし」と見れば集めるようになったのは、だからさらに最近のこととなるわけです。

もっとも、「こけし」といっても、僕が集めているのは、いわゆる「商業コケシ」と呼ばれる大量生産品の小さな「こけし」ばかりで、伝統的な「こけし」や創作こけしなどではありません。
どこの観光地でも売られていたほど一時期大流行したもので、各家庭の茶の間には、そうした「お土産コケシ」のひとつやふたつは必ずといっていいほど飾られていたものでした。
お土産としてではなく、楽しい「こけし」として売られていたものもあります。
大流行したものだから、現在でも市場には安定した供給がされているようですが、逆にいうと、こうした昭和の「こけし」収集のタイミングは、今が最後のチャンスであるような気もします。
というのは、どこの家庭にもあったものだけに市場価値が決して高くなく、市場に出る間もなく廃棄されてしまう「こけし」も相当数あると思われるからです。
リサイクル・ショップなどによっては、「仕入れることはあっても、なにしろ値段が安いし、全然売れないから捨ててしまうことが多い」などというところもあって、黙っていたら昭和のお土産こけしはあっという間に姿を消してしまいそうな気もしているのです。

と、暇に飽かせてとりとめのない話を長々と書かせていただきました。
閑話休題、早速、今日も昭和時代のお土産をトリップしてみましょう★

まず、最初の写真は札幌の「テレビ塔こけし」と「時計台こけし」のコンビです。
お土産品を集め始めて、一番気になっていたのは、札幌時計台や札幌テレビ塔のお土産でした。
いずれも、札幌都心を代表する観光地なので、絶対に関係する「お土産こけし」はあるはずと踏んでいたのですが、いざ探してみると、札幌のお土産品ってなかなか見つからないんですね。
考えてみたら、いつも札幌市内で古いもの探しているんから、札幌のお土産なんてそうそう見つかるわけないんですね。
せいぜい定山渓温泉のものがあるくらいで、札幌のお土産品って本当に少ないと思います。
そんな中見つけたテレビ塔と時計台の「こけし」嬉しかったですねー(笑)
やっぱりちゃんとあったんだーという気持ちでいっぱいでした。
時計台が全然時計台に見えないとか、テレビ塔が札幌テレビ塔らしくないなどのツッコミどころはたくさんありますが、とりあえずは貴重な資料となったコンビです。

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続いて「頬杖こけし」です。
昔の人はこういう他愛ないシチュエーションのものを好んだんでしょうね。
女の子が2人、頬杖をつきながら、すやすや眠っているところみたいです。
まー、僕も好きなわけなんですが、こういう他愛ないもの(笑)

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続いて、昭和時代に大流行したペット犬スピッツの置物。
もともとスピッツは戦後の動乱期、物騒な時代背景を反映して、番犬として飼われるようになったのがブームの始まりだったそうです。
良く吠えるスピッツは番犬にぴったりだったんでしようね。
僕の祖父の家でも、このスピッツを飼っていたので、スピッツ関係のお土産にはついつい触手が伸びてしまいます。
当時は、こうしてガラスケースの中に動物の人形を入れて売っているものが、お土産品のひとつのパターンとしてあったようです。
必ず花なんかが入ったりして、可愛く仕上げていたみたいです。

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次は、プラスチックケースのお土産です。
名古屋城のお土産で、「名古屋キャッスル」のシールが貼られており、名古屋城とシャチホコが金色で仕上げられています。
いかにもお土産らしくていいですねー、こういうのは。

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さて、本日最後のスーベニイルは、式根島の珊瑚娘です。
全身を珊瑚で作られ、頭の上に貝殻を乗せた女性の姿は、民族学的にすごく意味ありげなスタイルをしています。
式根島にはこういう風習があったのかなーなんていう疑問が浮かんでしまいます(笑)
お土産こけしに、土地土地の特徴を探したりするのも、結構楽しいものですね。

さあ、これから週末に仕入れてきたスーベニイルの整理です。
買ってきた「こけし」を整理するのが、また楽しいんですよねー☆
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by kels2007 | 2007-01-21 18:56 | こけし人形
魚とるべからずこけし
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昨夜から高い発熱が続いて、偉い目に遭いました。
ずっと布団の上から動けずにいたのですが、今ようやくパソコンの前に座れるくらいに復活しました。
朝からプリン1個とリンゴジュース1杯飲んだだけで、かなり弱っています。
とりあえず、こけしでも見て癒されなければ(笑)

今日の最初は「魚とるべからずこけし」です。
釣り竿と魚籠を抱えた男性の横には「魚とるべからず」の立て看板が。
釣り人は、せっかくここまでやって来て、こりゃ一体どういうことじゃいという怒りと、釣りができないショックで呆然となっています。
果たして、いったいどんな目的のために作られた「こけし」なんでしょうねー。
観光地の表示は特になく、謎の「こけし人形」ではあります。

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続いて、真珠島のパール人形です。
パール人形にも、本当にいろいろなバリエーションがありますねー。
桶の中に入った2羽の鳥(?)がピーチク鳴いて訴えているかのようです。
マジック書きの「真珠島」がなかったら、お土産だとは分からなかったかもしれませんね。

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パール人形、もう一種です。
真珠を頭に見立てた「こけし風味」のパール人形で、小さな木の台の上に乗っています。
かなり小さなものなので、金額的にも比較的安価な買い物だったのでしょう。
申し訳程度に草が生えていて、小さいからといってジオラマ魂を決して失ってはいません。

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続いて、「すやすや系」こけしです。
北海道大沼公園のお土産こけしですが、貝殻の中で2体のこけしがすやすやと寝息を立てています。
安らぎ系の「こけし」は癒し度が高く、風邪をひいて熱があるときにはいいですねー。

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本日の最後は、「ランプこけし」です。
ランプをモチーフにした「こけし」って本当に多いですよねー。
当時は既に「ランプ」の生活から脱却していた時代ですから、郷愁を誘うアイテムとしてランプが珍重されたのかもしれません。
生活の中からは姿を消してしまったけれど、人々の記憶の中には、まだ「ランプ」が生きていた時代。
そんな時代の作品のような気がします。

今日はあまり頭が回転していなくて、余計な話を書く余裕もありませんでした。
明日には復活した状態でお会いしたいですねー☆
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by kels2007 | 2007-01-17 18:24 | こけし人形
坊っちゃんこけし
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本日の「伊東家の食卓」では、昭和40年代の「幸福駅ブーム」が取り上げられていました。
懐かしいですねー、北海道広尾線の幸福駅。
「幸福行き」の切符を買うために、全国の若者が広尾線に乗って、幸福駅へと集まった時代があるんですねー。
当時は「JR」ではなくて、まだ「国鉄」の時代。
北海道を徒歩旅行する若者達は「カニ族」と呼ばれていました。
今でいうバックパッカーのことなんですが、当時は「キスリングザック」と呼ばれる横長のリュックサックが主流で、北海道を歩いて旅行する若者達は、みんなこのキスリングを背負っていました。
なにしろ、横長のリュックなので、人混みの中ではまっすぐに歩けないため、横になって進んでいたそうです。
そんな旅行者達の姿から付いた名前が横歩きの「カニ族」でした。

北海道出身のフォークデュオ「ふきのとう」の初期の名作「初夏」にも、「カニ族」は登場しています。

♪時計台を見て たむろしている 大きなリュックの 黒いカニ族~

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日も元気に「こけし人形」を紹介しましょう!

本日最初の「こけし」は、蕗の葉の下にたたずむ2人の蕗娘。
これ、全然「こけし」じゃないですよねー。
なんでも、東北地方の郷土土産らしいのですが、本当にちゃんとしたお土産だったのでしょうか?
なんとなく騙されているような気が(笑)

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続いて、ミニこけし「行灯の中のこけし」です。
手先が器用な日本人にとって、ミニこけしはまさしく職人の見せ場(笑)
どうして行灯の中に「こけし」が入っているのかという根本的な疑問は解決されることがありませんが、なにやら癒される感じが漂っています。

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続いて、北海道オリジナルの「アイヌこけし」。
貝殻の上に2人のアイヌが並んでいますが、造形がかなり大雑把です。
ボディは小さな巻き貝を利用していて、頭の部分だけが木なのですが、これもかなり小さな部品なので、手描きするにも大変なことだったでしょうねー。

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続いて、お馴染み「温泉こけし」。
お風呂に入っている「こけし」は、ヒーリング効果が抜群ですね。
北海道「昭和新山」の表示があります。
昭和に入って誕生した「昭和新山」は、戦後になっても北海道観光の人気者でした。

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最後は、とてもお気に入りの「坊っちゃんこけし」です。
夏目漱石原作の小説「坊っちゃん」の主人公をモデルにした「こけし」で、もちろん「松山」のお土産こけしです。
いかにも短腹で、頑固そうな坊っちゃんが実に良く表現されていますよねー。
もう結構前のことになってしまいますが、自動車で北海道から四国へ旅行したことがあります。
とにかく、坊っちゃんの入った道後温泉に入りたくて、それだけを目的に松山まで行きました。
坊っちゃんと同じように道後温泉の最上等の風呂に入ったのですが、あのお湯は僕が今までに入った温泉の中で最高の温泉だと思いました。
温泉王国と呼ばれる北海道の温泉とは、やっぱり違ったお湯なんですよねー。
また、行きたいです、松山。

ということで、本日も駆け足で「こけし」の世界を旅してみました。
さー、あなたも「こけし」と一緒に旅してみませんか、懐かしき昭和の時代へ(笑)
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by kels2007 | 2007-01-16 19:41 | こけし人形
すやすやこけし
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テレビ東京系「感涙! 時空タイムス」、本日の放送は昭和45年の大阪万博でしたね。
ここ数年、懐かしい昭和の映像を見る機会が多くて、なかなか結構なことですね。
それだけ昭和時代に需要があるということなのでしょうか。
いろいろな時代がある中で、昭和中期にスポットが当たる昨今の昭和レトロブーム、非常に興味深い現象だと思います。

さて、今日の最初のこけしは将棋盤の上に乗った将棋こけし。
小さな「こけし」たちが、まるで神輿でも担ぐように王将を担いでいます。
将棋こけしは、将棋の名産地・山形県を中心にたくさん売られていたとか。
もっとも、将棋とは全然関係のない温泉地でも将棋こけしはあったようですから、一概に将棋の生産と関連性があるとは言えないのかもしれません。

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続いて、「古里の家こけし」。
くるみを利用した素朴なこけし人形の後ろ、家の中にはさらに小さな2体の「こけし」が。
どうして、こういう「こけし」が作られたのか、ちょっと興味があります。
というのは、この「こけし」で表現されている情景は、日本の伝統的な農村風景だと考えられるのですが、こうした風景が、当時既に「懐かしいもの」になっていたのではないかと思われるのです。
郷愁を誘う風景と「古里の家」という表示は、新しい時代を歩みつつあった日本人の回帰思想によるものだったのではないでしょうか。

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続いて、遠く富士山を臨む河口湖のおみやげこけし。
小屋の窓から富士山が眺められるという設定のようで、窓の中の風景はモノクロームの写真を使って表現されています。
2人ののどかな表情もいいですねー。

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さらに、温泉こけし「翠明荘」。
翠明荘は各地にある温泉宿の名前なので、この「こけし」がどこの地方のものなのかはちょっと不明のようです。
のれんの下がったお風呂が温かさを表現しているようです。

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さて、本日最後にご紹介するのは、正体不明の「こけし」。
一体、何を表現したものなのか、疑問です。
植物系なのかモノ系なのかも、ちょっと分かりません。
でも、すやすやと安らかに目をつぶる「こけし」の表情がとてもいいですねー。

部屋の片隅にちょっと置いておくだけで心和む昭和のこけし人形たち。
コレクターとかマニアとかいったことではなくて、毎日の仕事に疲れている現代の人たちに、ぜひとも見直してほしいアイテムです☆
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by kels2007 | 2007-01-15 21:04 | こけし人形
礼文島で釣りこけし
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「おみやげこけし」の楽しいところは、小さなこけしを部屋に並べているだけで、色々な観光地を旅行できてしまうところです。
昭和の時代、旅行土産の定番のひとつだった「おみやげこけし」をもらった人は、その「こけし」から、相手が旅行してきた土地のことをいろいろと想像したことでしょう。
あるいは、誰かのためにではなく、自分のためにこけしを求め、旅行から帰るたびに「こけし」が増えていくという人もいたかもしれません。
「おみやげこけし」は、いつでも旅の思い出とともに存在していたのです。
そんな「おみやげこけし」を蒐集することは、昔の人たちが旅行の都度に築いた思い出を掻き集めているような仕事なのかもしれませんね。

さて、今回の最初の「こけし」は、裏磐梯五色沼の登山こけし。
山登りのお土産に山登りの「こけし」を買うというのは、かなり正しい行動ですよね(笑)
柵の上に2人のハイカーが一休みしている情景で、寒暖計まで付いています。
お土産にもらって、充分に嬉しい逸品ですね。

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続いて、礼文島の釣りこけし。
釣りをしている人たちの「こけし」というのもひとつのパターンだったようで、様々な観光地で見られるようです。
灯台の元で釣りをしているのは、スタイルから見て、どう考えても地元の人間ですね。
北海道北端に近い礼文島は、利尻島とセットで旅行することの多い島で、高山植物で有名。
でも、きっと釣りをしても楽しいんでしょうね。

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続いて、狩勝峠の5人娘。
5人娘も定番パターンのひとつで、どこの観光地でも通用するものだったようです。
この狩勝峠のものも、空白スペースにバランスの悪いスタンプで、ただ「狩勝峠」と表示されただけのもの。
もっとも、この素朴な表示があることで、旅行者は狩勝峠へ行ったんだと分かりますから、実に重要な表示です。
ちなみに、狩勝峠は石狩と十勝を結ぶ国道38号線上にある景勝地で、日勝峠と並んで、道東と道央を結ぶ重要なロードとなっています。

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さらに、十和田湖の3人釣りこけし。
こちらは船に乗って釣りをしているパターンで、赤い浮きが斬新です。
当時の「こけし人形」の場合、造形の都合からか、こうして足を折り畳んで座っているスタイルのものが頻繁に見られます。
十和田湖で釣りってしたことないですけど、きっと何か釣れるんですよね。
釣りこけしは時間がゆっくり漂っている感じが伝わってきて、癒し度が高い種類だと思います。

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さて、今回の最後は川湯の3匹クマこけし。
道東の屈斜路湖から近い川湯温泉は、阿寒温泉と並んでこの辺りの有名な温泉地で、硫黄山や摩周湖観光などの拠点ともなっています。
昭和40年代のレジャーブーム当時の旅行って、きっと楽しかっただろうなーといつも思うんですよねー。
北海道ということで、クマこけしは定番のパターン、実に良く見かけるものです。
現在の北海道観光のキャラクターとして忘れることのできないキタキツネは、こけし時代のお土産にはほとんど登場しません。
キタキツネが観光大使として登場するのは、「北の国から」以後のことだと思われます。
マー、クマがサケ持っているだけで、あー、北海道のお土産かなーとか分かりますからね。

ということで、今回は日本各地を旅する「こけし」のお話でした。
当時の旅行記なんかを読みながら、「おみやげこけし」に触れていると、もっと臨場感が味わえますよ☆
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by kels2007 | 2007-01-14 16:48 | こけし人形
テレビっ子こけし
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「昭和スーベニイル手帖」を始めたばかりなのですが、いきなり、「こけし蒐集家」として名高い諸君征三郎さんのブログで紹介されてしまいました。
かなり焦りまくりなのですが、すごく嬉しいです(笑)
良かったら、紹介記事、読んでください☆

「諸君征三郎のひそひそ日誌」
http://shockun.cocolog-nifty.com/nissi/

さて、今回はいろいろなこけし人形を紹介です。
本当は、ある程度カテゴリ別かつ体系的に「こけし人形」を紹介しようと目論んでいたのですが、ちょっと難しいことが理解できてきたので、ランダム紹介に切り替えします。
というのも、普段からきちんとこけしを整理しておけば全然苦労なんかしないはずなのですが、なにしろ買ってきたこけしは次々にケースの中に放り込んでいるので、カテゴリ分けしながら写真を撮るというのは、実に大変なことなのです。
だったら、無理に種類分けなんかしないで、いろいろなこけしを毎日楽しく紹介しちゃおうという、なんともお気楽な企画だったりするわけで(笑)

1枚目の写真、「東京みやげ」のおみやげこけし。
「弥次喜多道中」辺りからの引用だと思われますが、馬に乗った人の呑気な表情にイヤされます。
結構、お気に入りだったりするこけしです。

2枚目はおなじみのパール人形ですね。
ミキモト真珠島辺りが発祥地らしいのですが、パール人形は実に日本各地に広がったものと思われます。
小さな真珠を組み合わせて人形を作ろうという発想はかなり斬新で、そのため、アイディアを競うような多様な意匠のものがあるようです。
今でいうと、ビーズで人形を作るような感覚でしょうか。

3枚目もおなじみ、熱海、金色夜叉こけしです。
旅行が庶民にとって贅沢なレジャーだった時代、熱海までの旅行は最高の楽しみだったそうです。
そのためか、熱海を舞台に描かれた小説「金色夜叉」をテーマとした「おみやげこけし」はたくさんあり、貫一お宮の二人の姿もすっかりお馴染みとなりました。
お宮を足蹴にしている貫一がいいですねー。

最後は、ちょっと変わり種こけし。
子どもがテレビを見ている、そういう情景をこけしにしたものです。
制作者の意図が不明ですが、子どもがテレビに夢中になっている時代からのメッセージを感じます。
ちなみに、テレビの映像は「ウサギとカメ」で、カメが優勢のラストシーンのようです。
テレビには足が付いていて、レトロ感たっぷり。
ガチャガチャ回したチャンネルも懐かしいですよ。

さー、明日も「こけし日和」になるといいですねー☆
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by kels2007 | 2007-01-13 21:36 | こけし人形