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カテゴリ:モダン&クール( 4 )
モロゾフの「こけしリキュール」
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ガラス瓶が大好きで、かっこいいガラス瓶を見ると心惹かれてしまいます。
むかし、モロゾフで出していたこけし型ボトルのリキュールは、とってもクールで大好きなものです。
大量生産品なのに、人形の顔はひとつひとつに手作りの味わいがあって、それぞれに個性的な表情があります。
ラベルを見ると、外国への輸出用として、こういうジャポニズム的なデザインが採用されたのでしょうか。
リキュールには7色あったみたいで、全部並べると虹のように見えるはず(笑)
けっこう、リキュール本体が残ったまま見つかるということは、当時の人たちも飲むものというよりは飾って楽しむものと割り切っていたのでしょうか。
なにしろ、すごい色をしていますからねー、このお酒。
瓶マニアとしてもうれしいこけしのボトルです☆
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by kels2007 | 2007-02-25 08:20 | モダン&クール
温泉姿のパール人形
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本日の「伊東家の食卓」のウラ昭和史は、昭和47年に来日して社会的な現象にまでなったパンダブームのお話でした。
「日中国交正常化」とか「カンカン」「ランラン」なんていう言葉は、ずいぶん懐かしいものになってしまいましたね。
それでも、ジャイアントパンダは、リーメントの「ときめき宝物」シリーズでも、「パンダブーム到来」として取り上げられるほどに、昭和を代表するキャラクターとして現代にまで語り継がれているのです。
パンダ、パンダと威張るなパンダ、全部黒けりゃただのクマ、って、分かる人いますか(笑)

余談はともかくとして、今日も懐かしい昭和のスーベニイルをご紹介です。

最初の写真は、登別温泉土産の美しいパール人形です。
風呂桶を持って、半天姿、今まさに温泉に入ろうかという情景を再現したものでしょう。
温泉宿に泊まって、のんびりした夕食を食べて、さて、ひとっ風呂浴びようかというところで、半天羽織って露天風呂にいそいそと向かうというのは、最高に気持ち良いですよねー。
風呂桶に真珠が乗っているのは、なんとなくリッチな感じがします。

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続いて、北海道独特のお土産、アイヌこけしです。
アイヌ人形は、現在でもお土産屋さんで見かけるほど、人気のある商品のようです。
表情がいいですね、このアイヌ夫婦。

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続いて、「山菜こけし」。
なんの山菜なのか、ちょっと分かりません。
でも、割と見かけるタイプのような気がするので、そんなに珍しい山菜ではないのかもしれませんね。
フルーツこけしに比べると、野菜こけしはまだまだマイナーのような気がします。
それでも、いろいろな野菜が見つかるんですけれど。

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続いて、旅の想い出「おたる」のお土産こけし。
ビジュアル的に華やかでかわいらしさが強調されています。
赤い林檎が印象的で、もらって楽しくなるお土産といったところでしょうか。

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そして、本日最後に紹介するのは「林檎の子守こけし」です。
どうして、林檎が子守をしているのか不明。
でも、イメージ的にはなんとなくわかる気がします。
林檎といえば青森、東北。
東北地方の貧しい少女が仕事に出かけた母親の留守を預かって、産まれたばかりの妹の世話をしているという。
でも、この「こけし」からはそんなに暗い感じは受けないかもしれませんね。
林檎のお母さんが赤ちゃん林檎を優しく守ってあげているという、そういう母の慈しみに溢れた「こけし」と言うべきでしょうか。

僕のお土産こけしは北海道内で入手したものが多いためか、圧倒的に北海道の観光地に関するものが多いような気がします。
考えてみたら、昭和30年代~40年代にかけては、空前の北海道観光ブーム。
登別温泉、定山渓温泉、阿寒湖温泉、層雲峡温泉。
北海道の温泉地はどこも観光客で溢れ、たくさんのお土産こけしが流通していたことでしょう。
道外旅行はちょっとできないという北海道の人たちは、日帰りか1泊2日の小旅行で道内の観光地を訪ね、お土産に小さな「こけし」を買い求めたのかもしれません。
お土産に「こけし」を買うという風習はいつしか廃れ、「こけし」は家庭の戸棚の奥で、少しずつ時間が過ぎていくのを黙って感じていたことでしょう。
やがて、時が来て、多くの「お土産こけし」は引っ越しのため、あるいは家の建て直しのために捨てられていきます。
僕が集めることのできる「こけし」は、そうして消えていくうちの数パーセントにも満たないわずかな命でしょう。
それでも、僕は、昭和という時代に輝いていた様々な「お土産こけし」の火を消したくはないと思っているのです。
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by kels2007 | 2007-01-23 19:54 | モダン&クール
華麗なる真珠夫人
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真珠を使った豪華なジュエリードールといえば、そうです、パール人形。
純白の真珠を身にまとったエレガントさ、いえ、頭から体まですべてが真珠で作られたパール人形の輝きは、上品を通り越して気高いオーラを漂わせているかのようでもあります。
いったい、どうして、あの気品溢れる真珠を使って、人形を作ろうなどと思うでしょうか。
一説には、ミキモト真珠島のお土産として誕生したとも噂されるパール人形ですが、その誕生は闇に包まれています。
それにしても、このパール人形、まさしく真珠夫人という称号にふさわしい豪奢な作りですよねー。

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続いて、「道立公園えりも岬」こけし。
というか、これは「こけし」ではありませんよね。
どちらかというと、ポーズ人形にカテゴライズされるべきものなのかもしれません。
背中に薪を背負ったお姉さんが、つい、すってんころり、あれー、転んじゃったー、へへ…みたいな照れ笑いを浮かべています。
モンペ姿も懐かしい日本を彷彿させますが、どうして「えりも岬」で薪拾いのお姉さんなんだろうかという疑問は残ります。
えりも岬といえば、吉田拓郎(あるいは森進一)の「えりも岬」。

♪えりーもの春はー、何もない春ですー

と歌って、地元の人たちが「何もないとは何事だ」と怒ったという、あの「えりも岬」です。
別に薪拾いじゃなくても良かったような。
そして、これをお土産として買った人のセンスも……

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続いて、稚内の灯台こけし。
灯台もと暗しといわれる灯台の下で、2人の「こけし」がうつむいてたたずんでいます。
これは絶対に良くない雰囲気を漂わせているという感じですよねー。
たとえば、漁に出たきり帰ってこないお父ちゃんを待ち続ける哀れな子ども達とか、お母ちゃんが家に知らない男の人を連れてきていて、家に帰ることもできない惨めな子ども達とか、そういう悲しい境遇の「こけし」。
まー、話作りすぎですね。
「稚内」という最果ての土地と灯台が悲しいお話を思い浮かばせてしまうようです。

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続いて、定山渓「木のコケシ」。
そのまんまという感じですが、どう見ても樹木が「こけし」として表現されているみたいです。
定山渓温泉も山の中ですから、確かに木はたくさんありますからねー。

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最後は、定番「熱海の金色夜叉こけし」です。
金色夜叉は、明治時代の文豪、尾崎紅葉によって書かれた新聞連載小説で、熱海を舞台に繰り広げられる貫一とお宮の純愛物語でした。

金に心を奪われた親によって金持ちとの結婚を強制されるお宮。
裏切られたと烈火の如く怒り、お宮を足蹴にする貫一。
貫一は、復讐のために高利貸しとなって金持ちの地位を手にしますが、満たされることのない暮らし……

2人の悲恋物語は、昭和時代に入ってからも再評価を受け、多くの庶民の涙を誘いました。
だから、熱海温泉のお土産といったら、やっぱり「金色夜叉」なのです。
このお土産コケシの貫一とお宮も、実に悲しく切ない表情をしているような気がしませんか。
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by kels2007 | 2007-01-18 20:13 | モダン&クール
住友信託銀行の世界風俗人形貯金箱
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体に様々な国の国旗を付けた人形達は、昭和30年代から40年代にかけて、住友信託銀行のノベルティとして製造されていた世界風俗人形貯金箱です。
昔はどこの銀行もお得意さまに貯金箱を配ったんですよね~。
銀行のノベルティが「おみやげ」に入るの?という疑問もありますが、まー、銀行からのお土産みたいなものだし、特別に固いことは言わないで、昭和の懐かしいフィギュア仲間ということで、紹介することになりました。

ソフトビニール製ではなくプラスチック製で、それも材質的にかなりセルロイドに近い質感を持つ懐かしいプラスチック素材です。
基本的な造形はこけし人形に近く、シンプルなスタイルの中で国際性を表現しようとしているところに特徴があるようです。
人形の顔自体はなんとなく無国籍ですね(笑)

世界風俗ということで、各国の特徴を表現した服飾デザインとなっているはずなのですが、イマイチ伝わりにくいかもしれません。
例えば、一番分かりやすい3番目の写真、日本の人形ですが、スタイルから日本に結びつくのにちょっと時間がかかります。
日本のどの辺りの風俗なんだろうか……

配布時は、このようにビニール袋に説明書と一緒に収納されていたようです。
当時は日本万国博覧会が開催されるなど、国際社会への関心が高かった時代でもあり、このような世界風俗モノが受けたのかもしれません。
説明書には、外国の国を理解するための詳細な歴史や文化などが紹介されていて、この辺りの時代性もなかなか楽しいものです☆
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by kels2007 | 2007-01-13 20:59 | モダン&クール