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温泉姿のパール人形
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本日の「伊東家の食卓」のウラ昭和史は、昭和47年に来日して社会的な現象にまでなったパンダブームのお話でした。
「日中国交正常化」とか「カンカン」「ランラン」なんていう言葉は、ずいぶん懐かしいものになってしまいましたね。
それでも、ジャイアントパンダは、リーメントの「ときめき宝物」シリーズでも、「パンダブーム到来」として取り上げられるほどに、昭和を代表するキャラクターとして現代にまで語り継がれているのです。
パンダ、パンダと威張るなパンダ、全部黒けりゃただのクマ、って、分かる人いますか(笑)

余談はともかくとして、今日も懐かしい昭和のスーベニイルをご紹介です。

最初の写真は、登別温泉土産の美しいパール人形です。
風呂桶を持って、半天姿、今まさに温泉に入ろうかという情景を再現したものでしょう。
温泉宿に泊まって、のんびりした夕食を食べて、さて、ひとっ風呂浴びようかというところで、半天羽織って露天風呂にいそいそと向かうというのは、最高に気持ち良いですよねー。
風呂桶に真珠が乗っているのは、なんとなくリッチな感じがします。

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続いて、北海道独特のお土産、アイヌこけしです。
アイヌ人形は、現在でもお土産屋さんで見かけるほど、人気のある商品のようです。
表情がいいですね、このアイヌ夫婦。

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続いて、「山菜こけし」。
なんの山菜なのか、ちょっと分かりません。
でも、割と見かけるタイプのような気がするので、そんなに珍しい山菜ではないのかもしれませんね。
フルーツこけしに比べると、野菜こけしはまだまだマイナーのような気がします。
それでも、いろいろな野菜が見つかるんですけれど。

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続いて、旅の想い出「おたる」のお土産こけし。
ビジュアル的に華やかでかわいらしさが強調されています。
赤い林檎が印象的で、もらって楽しくなるお土産といったところでしょうか。

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そして、本日最後に紹介するのは「林檎の子守こけし」です。
どうして、林檎が子守をしているのか不明。
でも、イメージ的にはなんとなくわかる気がします。
林檎といえば青森、東北。
東北地方の貧しい少女が仕事に出かけた母親の留守を預かって、産まれたばかりの妹の世話をしているという。
でも、この「こけし」からはそんなに暗い感じは受けないかもしれませんね。
林檎のお母さんが赤ちゃん林檎を優しく守ってあげているという、そういう母の慈しみに溢れた「こけし」と言うべきでしょうか。

僕のお土産こけしは北海道内で入手したものが多いためか、圧倒的に北海道の観光地に関するものが多いような気がします。
考えてみたら、昭和30年代~40年代にかけては、空前の北海道観光ブーム。
登別温泉、定山渓温泉、阿寒湖温泉、層雲峡温泉。
北海道の温泉地はどこも観光客で溢れ、たくさんのお土産こけしが流通していたことでしょう。
道外旅行はちょっとできないという北海道の人たちは、日帰りか1泊2日の小旅行で道内の観光地を訪ね、お土産に小さな「こけし」を買い求めたのかもしれません。
お土産に「こけし」を買うという風習はいつしか廃れ、「こけし」は家庭の戸棚の奥で、少しずつ時間が過ぎていくのを黙って感じていたことでしょう。
やがて、時が来て、多くの「お土産こけし」は引っ越しのため、あるいは家の建て直しのために捨てられていきます。
僕が集めることのできる「こけし」は、そうして消えていくうちの数パーセントにも満たないわずかな命でしょう。
それでも、僕は、昭和という時代に輝いていた様々な「お土産こけし」の火を消したくはないと思っているのです。
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by kels2007 | 2007-01-23 19:54 | モダン&クール
くろんぼこけしが入っていた箱
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毎日、昭和時代のお土産を紹介しております、昭和スーベニイル手帖、短期集中ブログということで、既に1月11日にスタートして、既に10日間が経過しました。
さすがに、毎日毎日同じようなものばかりで、そろそろ食傷気味の方もいらっしゃるのではないかと思います。
ということで、今日はちょっと趣向を変えて、お土産そのものではなく、お土産が入っていた外箱のお話をしてみようと思います。

僕はもともとパッケージ・マニアで、古いものが入っていた箱に非常に強い興味を持っている人間なので、お土産こけしに関しても、いったいどんな箱に入っていたの?というのは、かなり重要な問題となっています。
そんなに頻繁ではありませんが、元箱に入ったままの状態で「こけし」が見つかることもあり、そういう機会にパッケージの研究をひっそりと進めたりしています。

まず、本日の最初の写真は「くろんぼこけしの箱」です。
「くろんぼこけし」って俗称なのかと思っていたら、ちゃんと商品名だったんですねー。
箱にきちんと書いてあるし。
こういうのはひとつの発見ですよね、「くろんぼこけし」は正式名称だった、という。
いろいろな言論統制から「くろんぼ」という表現そのものが日本の国内から消えてしまったことを考えると、このパッケージは過去の文化を知る、貴重な資料となりそうです。

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続いて、バラの花が可憐な外箱です。
デパートの包装紙なんかを彷彿させるデザインですが、箱の蓋を開けると、中から「ひょっとこ」みたいな「こけし」が登場します(笑)
中身とのアンバランスな感覚が昭和っぽいというところでしょうか。
昔の人たちは、こういう箱のデザインにも気を遣っていたから、ただのパッケージとはいえ、捨ててしまうのは勿体なかったことでしょうね。
考えてみると、我々の母の世代というのは、こういうゴミみたいな箱や包装紙なんかをきれいに整えて、いつまでも取っておく風習があったような気がします。
消費文化に慣れた僕らには、ちょっと考えられないことなんですが、モノを捨てることに抵抗を感じた時代というのは、確実に存在していたのです。

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続いて、「北海道土産の箱」です。
分かりやすいですね、北海道土産。
「札幌三越」と販売店の名前も入っています。
でも、こういうのって製造元と販売元との関係ってどうなっているんでしょうね。
あらかじめ、札幌三越専用に製造している? 既製品を仕入れては札幌三越で自社の箱に詰めて売っている? 考え出すと、いろいろと謎が残ります。
まー、こういうことは「お土産こけし」に限って話でもないのですが。
でも、こういう箱は、お土産こけしが間違いなく札幌三越で販売されていたという資料になるので貴重です。
ちなみに、中身はアイヌ夫婦のこけし人形です。

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続いて、「特選 趣味のこけし」の外箱。
こちらは、「お土産」タイプではなくて、「趣味」で「こけし」を集めていた人たちのための「こけし」の箱ですね。
「こけし」ブームの時代には、こうした「趣味のこけし」がたくさん売られていたそうです。
現在、我々が見ることのできる「こけし人形」の多くが、こうして売られていたものだと思われます。
中には、通信販売で、毎月ひとつずつ「こけし」が送られてくるという会員制の制度なんかもあったみたいです。
当時は、食器なんかにしても、こうした制度が多かったようですから、「趣味のこけし」にも同じような制度があったということなんでしょうね。

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そして、本日最後の箱は「思い出のランプ」の箱です。
この時代のお土産には、本当に良く「ランプ」が登場しますね。
生活が豊かになって、身の回りから「ランプ」が消えてしまったことに対する郷愁、ノスタルジーということなんだと思います。
「ランプ」が「電気照明」に変わっていったのは、大正時代から昭和初期にかけてのことですから、なぜ昭和中期に「思い出のランプ」なのかという疑問はちょっと残りますが。
「こけしランプ」の定番パターンとして、ランプのホヤの中に2体の「こけし」が入っているものがあるようです。
ランプの笠にテントウムシが乗っていたりするのも定番ですね。

今日は、いろいろな「こけし」の箱をご紹介しましたが、こうして箱だけ眺めていても、そこから漂う時代のオーラみたいなものがありますね。
お店によっては、箱は不要として捨ててしまうところもあるみたいなのですが、できることなら、多少汚れたり壊れたりしていても、元箱は「こけし」と一緒に保管したいところです。
「こけし」と同じように「元箱」も時代の証人のひとりなのですから☆
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by kels2007 | 2007-01-22 19:42 | 南国テイスト
札幌時計台こけし
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昭和のお土産を探して、いろいろなお店を訪ね歩く毎日です。
どこの家庭にもあったはずのものなのに、いざ探してみるとなかなか見つからないものです。
もともと僕は、明治時代や大正時代のガラスの器を蒐集することから、骨董品の世界に入りました。
特に、いつの時代でも主要な食器のひとつだったガラスコップが大好きで、戦後のものまでを含めてずいぶんたくさんのガラスコップを集めました。
昭和レトロ雑貨には、ずっと興味があったものの、自分で集めるには到らないものという認識がありました。
昭和30年以降の雑貨というのは、まだ骨董品の類に入るものではないと思っていたし、どこの家庭にでもあるガラクタみたいなものだという感覚があったんですね。
だから、そういう期間にずいぶんとたくさんの「こけし」を見過ごしてきたんだと思います。

昭和レトロな雑貨を買うようになったのは、実にここ1年くらいのことで、それは特に理由らしい理由があってのものではありませんでした。
最近は古いガラスの出物が少なく、目新しいものに飢えていたということもあるのかもしれません。
もともと郷土史の勉強をしていることもあって、札幌や北海道に関係する資料的なものについては、フリーマーケットや骨董市などで少しずつ買い集めていたので、そうした資料収集の一環として、昭和のお土産を買うようになりました。
もちろん、北海道関係のものだけに限ってのことです。
ところが、そうして少しずつ北海道各地のお土産こけしを集めているうちに、昭和時代に「お土産」として生産された小物の世界にも、随分と奥深いものがあるんだということが分かるようになってきました。
北海道のお土産限定の蒐集家だった僕が、「こけし」と見れば集めるようになったのは、だからさらに最近のこととなるわけです。

もっとも、「こけし」といっても、僕が集めているのは、いわゆる「商業コケシ」と呼ばれる大量生産品の小さな「こけし」ばかりで、伝統的な「こけし」や創作こけしなどではありません。
どこの観光地でも売られていたほど一時期大流行したもので、各家庭の茶の間には、そうした「お土産コケシ」のひとつやふたつは必ずといっていいほど飾られていたものでした。
お土産としてではなく、楽しい「こけし」として売られていたものもあります。
大流行したものだから、現在でも市場には安定した供給がされているようですが、逆にいうと、こうした昭和の「こけし」収集のタイミングは、今が最後のチャンスであるような気もします。
というのは、どこの家庭にもあったものだけに市場価値が決して高くなく、市場に出る間もなく廃棄されてしまう「こけし」も相当数あると思われるからです。
リサイクル・ショップなどによっては、「仕入れることはあっても、なにしろ値段が安いし、全然売れないから捨ててしまうことが多い」などというところもあって、黙っていたら昭和のお土産こけしはあっという間に姿を消してしまいそうな気もしているのです。

と、暇に飽かせてとりとめのない話を長々と書かせていただきました。
閑話休題、早速、今日も昭和時代のお土産をトリップしてみましょう★

まず、最初の写真は札幌の「テレビ塔こけし」と「時計台こけし」のコンビです。
お土産品を集め始めて、一番気になっていたのは、札幌時計台や札幌テレビ塔のお土産でした。
いずれも、札幌都心を代表する観光地なので、絶対に関係する「お土産こけし」はあるはずと踏んでいたのですが、いざ探してみると、札幌のお土産品ってなかなか見つからないんですね。
考えてみたら、いつも札幌市内で古いもの探しているんから、札幌のお土産なんてそうそう見つかるわけないんですね。
せいぜい定山渓温泉のものがあるくらいで、札幌のお土産品って本当に少ないと思います。
そんな中見つけたテレビ塔と時計台の「こけし」嬉しかったですねー(笑)
やっぱりちゃんとあったんだーという気持ちでいっぱいでした。
時計台が全然時計台に見えないとか、テレビ塔が札幌テレビ塔らしくないなどのツッコミどころはたくさんありますが、とりあえずは貴重な資料となったコンビです。

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続いて「頬杖こけし」です。
昔の人はこういう他愛ないシチュエーションのものを好んだんでしょうね。
女の子が2人、頬杖をつきながら、すやすや眠っているところみたいです。
まー、僕も好きなわけなんですが、こういう他愛ないもの(笑)

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続いて、昭和時代に大流行したペット犬スピッツの置物。
もともとスピッツは戦後の動乱期、物騒な時代背景を反映して、番犬として飼われるようになったのがブームの始まりだったそうです。
良く吠えるスピッツは番犬にぴったりだったんでしようね。
僕の祖父の家でも、このスピッツを飼っていたので、スピッツ関係のお土産にはついつい触手が伸びてしまいます。
当時は、こうしてガラスケースの中に動物の人形を入れて売っているものが、お土産品のひとつのパターンとしてあったようです。
必ず花なんかが入ったりして、可愛く仕上げていたみたいです。

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次は、プラスチックケースのお土産です。
名古屋城のお土産で、「名古屋キャッスル」のシールが貼られており、名古屋城とシャチホコが金色で仕上げられています。
いかにもお土産らしくていいですねー、こういうのは。

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さて、本日最後のスーベニイルは、式根島の珊瑚娘です。
全身を珊瑚で作られ、頭の上に貝殻を乗せた女性の姿は、民族学的にすごく意味ありげなスタイルをしています。
式根島にはこういう風習があったのかなーなんていう疑問が浮かんでしまいます(笑)
お土産こけしに、土地土地の特徴を探したりするのも、結構楽しいものですね。

さあ、これから週末に仕入れてきたスーベニイルの整理です。
買ってきた「こけし」を整理するのが、また楽しいんですよねー☆
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by kels2007 | 2007-01-21 18:56 | こけし人形
プラスチックケースのスピッツ犬
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今日は朝から古いポピュラー・ミュージックをレコード盤で聴いたりして、まったりしているうちに1日が過ぎていきました。
夕方になって、慌ててレトロ雑貨のお店へ駆け込み、懐かしのお土産品をチェック&キープ。
今日も素敵なスーベニイルを手に入れることができました。
スーベニイルの神様、ありがとー、です(笑)
いずれ、ブログでも紹介することになると思いますので、そのうちそのうち。

さて、本日も、不思議で楽しい昭和のスーベニイル・オンパレード♪

最初は、赤いプラスチックのケースに入ったスピッツ犬の置物です。
こういうケースに入った人形、正式名称をなんて言うのでしょうか。
プラスチックケースの色には様々なものがあり、ケースの中には犬とかバンビとか鳥とか、いろいろな動物が入っていたようです。
小さくて邪魔にならない割にかわいいし、お土産としてなかなかのものだと思っているのですが。

このスピッツのケースには、温根湯温泉の文字が表示されています。
温根湯温泉というと、先日ガス漏れ事故が起きたばかりの北見市から程近い温泉地です。
現在でこそ、地味で閑静な温泉街となってしまっていますが、昭和中期にはなかなか盛り上がっていたのではないでしょうか。
結構な数のお土産を見かけるような気がします。

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続いて、北海道型の板の上に、アイヌ人形とクマの木彫りが乗っている、パーフェクトな北海道土産です。
おそらく、北海道のお土産としては、これを超えるものを探すのは難しいでしょう。
どこからどう見ても100%北海道、これ以上北海道らしさを端的に表現するのは難しいものと思われます。
アイヌ女性の人形は、いわゆるポーズ人形で、昭和レトロをきちんと維持しています。
クマがサケをくわえているのは当然のこと。
ぜひとも、シリーズ化して復刻してほしいです★

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次は、ラテン系貝細工人形です。
貝殻と「こけし」を組み合わせて、南国ムードをうまく作りだしています。
メロンが乗っているのも、やっぱり南国風なのでしょうか?
帽子もカッコイイですねー。
ちなみに、洞爺湖のシールが貼ってある洞爺湖土産。
こだわらないセンスが昭和的でイイです(笑)

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次は、一転して純日本産の出雲大社土産。
出雲といえば日本神話の国です。
いいですねー、日本神話♪
ということなのかどうか、ワニを騙して仕返しされた因幡の白兎と、その兎を助けた大国主命のコンビこけしです。
ウサギは日本人が大好きなモチーフの一つですが、「こけし」にしてもカワイイですよねー(笑)
大好きです、ウサギもの。
ちゃんと目が赤いんですよ~。

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さー、そして、本日最後のスーベニイルは、「林檎3人娘」です。
「林檎こけし」も「蜜柑こけし」と並んで数あるフルーツこけしのひとつですね。
お嬢さんスタイルにしても、しっかりかわいく整っています。
♪あの娘、かわいやー、気立ての良い娘~、なんていう歌を口ずさんでしまいそうな可愛らしさですね。
顔を林檎にするだけではなく、ちゃんと葉っぱを残しているところに、制作者の愛情が感じられます(?)

ということで、本日もたのしい「こけしの夜」は更けていきます。
夜更けになって、ごそごそと「こけし」を取り出してきては、デジカメ抱えて写真を撮っていると、非常にアヤシイですね(笑)

明日も「こけし」に幸あれ☆
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by kels2007 | 2007-01-20 21:02 | レトロかわいい
友情バンビ
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テーマにこだわらず、いろいろなお土産を紹介していこうということになったので、細かいカテゴリ設定は意味がない。
ということに、さっき気付いたので、本日からカテゴリなしのブログとなりました。
ますます、気ままに手当たり次第にいろいろ紹介しちゃいますねー。

本日の一発目は懐かしの「友情バンビ」です。
バンビはディズニー映画のキャラクターとして、昭和30年代に大流行したもので、日本国内でも様々なバンビ関連雑貨が売り出されました。
その多くは、著作権無視の海賊バンビだったと思われますが、今となってはこうした版権フリーバンビも懐かしい思い出の品物ですね。

そして、もうひとつのキーワード、「友情」も見逃してはならないポイントです。
「友情「根性」「努力」などといった言葉は、昭和の時代にやたらともてはやされた言葉で、各地のお土産に、こうした言葉が埋め込まれていたことは、実に不可思議な現象でした。
日本社会が汗と涙に飢えていた時代なのかもしれませんね。
「青春ドラマ」とか「スポーツ根性モノ(スポ根)」などという言葉も溢れていました。

こうして、2つの全然関係ない存在を突然変異的に組み合わせてしまうのも、昭和のお土産の特徴のひとつです。
なぜに「友情」と「バンビ」なのか、という問いには誰も答えてはくれません(笑)

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続いて、男性に大人気の「セクシー海女さんこけし」。
「海女さん」は、高度成長期以前の日本を代表する民俗のひとつと考えられますが、現在人気があるのは、あくまでセクシー系に特定されるようです。
露出度が高いほど価格が吊り上がるというのは、美少女フィギュアも「こけし」も一緒?

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続いて、層雲峡温泉のお土産こけし。
クマと一緒に温泉に入るという、いかにも北海道的な情景が表現されています。
お風呂に入っている人が、お湯から足だけ出している格好というのも楽しいですねー。
「旅情」の言葉も、昭和の旅人が愛した言葉のひとつです。
旅先でこの言葉を見ると、ほろっときて、思わずお土産を買ったりしたのでしょうか。

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さらに、朝里川温泉のみかんこけしです。
みかんの「こけし」はかわいくて、大好きなモチーフです。
果物系の「こけし」の中では一番好きかもしれません。
数あるものなので、たくさん集まるのもうれしいところ。
それにしても、どうして朝里川温泉で「みかん」?という、いつもの疑問がここでも。
ちなみに、朝里川温泉は、小樽にある温泉で、札幌側の端っこにあります。
もちろん、蜜柑は採れないでしょうけどねー。
まー、かわいいから何でも良いんですけれど。

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さー、そして、本日ラストは、昇仙峡の「葡萄と水晶こけし」です。
葡萄と水晶という二つの名産を見事にひとつの「こけし」で表現したもので、豪華な感じが良いですよねー。
「水晶こけし」もお気に入りのひとつで、地元の名産を「こけし」として観光土産化している、正しい使用例だと思われます。
なにしろ、水晶がきれいだから、こういう「こけし」はたくさん集めたくなりますよねー。
甲府は行ったことがないので、一度行ってみたいです。

ということで、本日もいろいろな昭和のお土産を紹介してみました。
明日からの週末は、またスーベニイル探しの旅に出かけることになりそうです。
素敵な「こけし」との出会いがありますように☆
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by kels2007 | 2007-01-19 21:26 | おみやげ
華麗なる真珠夫人
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真珠を使った豪華なジュエリードールといえば、そうです、パール人形。
純白の真珠を身にまとったエレガントさ、いえ、頭から体まですべてが真珠で作られたパール人形の輝きは、上品を通り越して気高いオーラを漂わせているかのようでもあります。
いったい、どうして、あの気品溢れる真珠を使って、人形を作ろうなどと思うでしょうか。
一説には、ミキモト真珠島のお土産として誕生したとも噂されるパール人形ですが、その誕生は闇に包まれています。
それにしても、このパール人形、まさしく真珠夫人という称号にふさわしい豪奢な作りですよねー。

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続いて、「道立公園えりも岬」こけし。
というか、これは「こけし」ではありませんよね。
どちらかというと、ポーズ人形にカテゴライズされるべきものなのかもしれません。
背中に薪を背負ったお姉さんが、つい、すってんころり、あれー、転んじゃったー、へへ…みたいな照れ笑いを浮かべています。
モンペ姿も懐かしい日本を彷彿させますが、どうして「えりも岬」で薪拾いのお姉さんなんだろうかという疑問は残ります。
えりも岬といえば、吉田拓郎(あるいは森進一)の「えりも岬」。

♪えりーもの春はー、何もない春ですー

と歌って、地元の人たちが「何もないとは何事だ」と怒ったという、あの「えりも岬」です。
別に薪拾いじゃなくても良かったような。
そして、これをお土産として買った人のセンスも……

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続いて、稚内の灯台こけし。
灯台もと暗しといわれる灯台の下で、2人の「こけし」がうつむいてたたずんでいます。
これは絶対に良くない雰囲気を漂わせているという感じですよねー。
たとえば、漁に出たきり帰ってこないお父ちゃんを待ち続ける哀れな子ども達とか、お母ちゃんが家に知らない男の人を連れてきていて、家に帰ることもできない惨めな子ども達とか、そういう悲しい境遇の「こけし」。
まー、話作りすぎですね。
「稚内」という最果ての土地と灯台が悲しいお話を思い浮かばせてしまうようです。

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続いて、定山渓「木のコケシ」。
そのまんまという感じですが、どう見ても樹木が「こけし」として表現されているみたいです。
定山渓温泉も山の中ですから、確かに木はたくさんありますからねー。

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最後は、定番「熱海の金色夜叉こけし」です。
金色夜叉は、明治時代の文豪、尾崎紅葉によって書かれた新聞連載小説で、熱海を舞台に繰り広げられる貫一とお宮の純愛物語でした。

金に心を奪われた親によって金持ちとの結婚を強制されるお宮。
裏切られたと烈火の如く怒り、お宮を足蹴にする貫一。
貫一は、復讐のために高利貸しとなって金持ちの地位を手にしますが、満たされることのない暮らし……

2人の悲恋物語は、昭和時代に入ってからも再評価を受け、多くの庶民の涙を誘いました。
だから、熱海温泉のお土産といったら、やっぱり「金色夜叉」なのです。
このお土産コケシの貫一とお宮も、実に悲しく切ない表情をしているような気がしませんか。
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by kels2007 | 2007-01-18 20:13 | モダン&クール
魚とるべからずこけし
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昨夜から高い発熱が続いて、偉い目に遭いました。
ずっと布団の上から動けずにいたのですが、今ようやくパソコンの前に座れるくらいに復活しました。
朝からプリン1個とリンゴジュース1杯飲んだだけで、かなり弱っています。
とりあえず、こけしでも見て癒されなければ(笑)

今日の最初は「魚とるべからずこけし」です。
釣り竿と魚籠を抱えた男性の横には「魚とるべからず」の立て看板が。
釣り人は、せっかくここまでやって来て、こりゃ一体どういうことじゃいという怒りと、釣りができないショックで呆然となっています。
果たして、いったいどんな目的のために作られた「こけし」なんでしょうねー。
観光地の表示は特になく、謎の「こけし人形」ではあります。

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続いて、真珠島のパール人形です。
パール人形にも、本当にいろいろなバリエーションがありますねー。
桶の中に入った2羽の鳥(?)がピーチク鳴いて訴えているかのようです。
マジック書きの「真珠島」がなかったら、お土産だとは分からなかったかもしれませんね。

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パール人形、もう一種です。
真珠を頭に見立てた「こけし風味」のパール人形で、小さな木の台の上に乗っています。
かなり小さなものなので、金額的にも比較的安価な買い物だったのでしょう。
申し訳程度に草が生えていて、小さいからといってジオラマ魂を決して失ってはいません。

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続いて、「すやすや系」こけしです。
北海道大沼公園のお土産こけしですが、貝殻の中で2体のこけしがすやすやと寝息を立てています。
安らぎ系の「こけし」は癒し度が高く、風邪をひいて熱があるときにはいいですねー。

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本日の最後は、「ランプこけし」です。
ランプをモチーフにした「こけし」って本当に多いですよねー。
当時は既に「ランプ」の生活から脱却していた時代ですから、郷愁を誘うアイテムとしてランプが珍重されたのかもしれません。
生活の中からは姿を消してしまったけれど、人々の記憶の中には、まだ「ランプ」が生きていた時代。
そんな時代の作品のような気がします。

今日はあまり頭が回転していなくて、余計な話を書く余裕もありませんでした。
明日には復活した状態でお会いしたいですねー☆
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by kels2007 | 2007-01-17 18:24 | こけし人形
坊っちゃんこけし
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本日の「伊東家の食卓」では、昭和40年代の「幸福駅ブーム」が取り上げられていました。
懐かしいですねー、北海道広尾線の幸福駅。
「幸福行き」の切符を買うために、全国の若者が広尾線に乗って、幸福駅へと集まった時代があるんですねー。
当時は「JR」ではなくて、まだ「国鉄」の時代。
北海道を徒歩旅行する若者達は「カニ族」と呼ばれていました。
今でいうバックパッカーのことなんですが、当時は「キスリングザック」と呼ばれる横長のリュックサックが主流で、北海道を歩いて旅行する若者達は、みんなこのキスリングを背負っていました。
なにしろ、横長のリュックなので、人混みの中ではまっすぐに歩けないため、横になって進んでいたそうです。
そんな旅行者達の姿から付いた名前が横歩きの「カニ族」でした。

北海道出身のフォークデュオ「ふきのとう」の初期の名作「初夏」にも、「カニ族」は登場しています。

♪時計台を見て たむろしている 大きなリュックの 黒いカニ族~

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日も元気に「こけし人形」を紹介しましょう!

本日最初の「こけし」は、蕗の葉の下にたたずむ2人の蕗娘。
これ、全然「こけし」じゃないですよねー。
なんでも、東北地方の郷土土産らしいのですが、本当にちゃんとしたお土産だったのでしょうか?
なんとなく騙されているような気が(笑)

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続いて、ミニこけし「行灯の中のこけし」です。
手先が器用な日本人にとって、ミニこけしはまさしく職人の見せ場(笑)
どうして行灯の中に「こけし」が入っているのかという根本的な疑問は解決されることがありませんが、なにやら癒される感じが漂っています。

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続いて、北海道オリジナルの「アイヌこけし」。
貝殻の上に2人のアイヌが並んでいますが、造形がかなり大雑把です。
ボディは小さな巻き貝を利用していて、頭の部分だけが木なのですが、これもかなり小さな部品なので、手描きするにも大変なことだったでしょうねー。

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続いて、お馴染み「温泉こけし」。
お風呂に入っている「こけし」は、ヒーリング効果が抜群ですね。
北海道「昭和新山」の表示があります。
昭和に入って誕生した「昭和新山」は、戦後になっても北海道観光の人気者でした。

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最後は、とてもお気に入りの「坊っちゃんこけし」です。
夏目漱石原作の小説「坊っちゃん」の主人公をモデルにした「こけし」で、もちろん「松山」のお土産こけしです。
いかにも短腹で、頑固そうな坊っちゃんが実に良く表現されていますよねー。
もう結構前のことになってしまいますが、自動車で北海道から四国へ旅行したことがあります。
とにかく、坊っちゃんの入った道後温泉に入りたくて、それだけを目的に松山まで行きました。
坊っちゃんと同じように道後温泉の最上等の風呂に入ったのですが、あのお湯は僕が今までに入った温泉の中で最高の温泉だと思いました。
温泉王国と呼ばれる北海道の温泉とは、やっぱり違ったお湯なんですよねー。
また、行きたいです、松山。

ということで、本日も駆け足で「こけし」の世界を旅してみました。
さー、あなたも「こけし」と一緒に旅してみませんか、懐かしき昭和の時代へ(笑)
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by kels2007 | 2007-01-16 19:41 | こけし人形
すやすやこけし
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テレビ東京系「感涙! 時空タイムス」、本日の放送は昭和45年の大阪万博でしたね。
ここ数年、懐かしい昭和の映像を見る機会が多くて、なかなか結構なことですね。
それだけ昭和時代に需要があるということなのでしょうか。
いろいろな時代がある中で、昭和中期にスポットが当たる昨今の昭和レトロブーム、非常に興味深い現象だと思います。

さて、今日の最初のこけしは将棋盤の上に乗った将棋こけし。
小さな「こけし」たちが、まるで神輿でも担ぐように王将を担いでいます。
将棋こけしは、将棋の名産地・山形県を中心にたくさん売られていたとか。
もっとも、将棋とは全然関係のない温泉地でも将棋こけしはあったようですから、一概に将棋の生産と関連性があるとは言えないのかもしれません。

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続いて、「古里の家こけし」。
くるみを利用した素朴なこけし人形の後ろ、家の中にはさらに小さな2体の「こけし」が。
どうして、こういう「こけし」が作られたのか、ちょっと興味があります。
というのは、この「こけし」で表現されている情景は、日本の伝統的な農村風景だと考えられるのですが、こうした風景が、当時既に「懐かしいもの」になっていたのではないかと思われるのです。
郷愁を誘う風景と「古里の家」という表示は、新しい時代を歩みつつあった日本人の回帰思想によるものだったのではないでしょうか。

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続いて、遠く富士山を臨む河口湖のおみやげこけし。
小屋の窓から富士山が眺められるという設定のようで、窓の中の風景はモノクロームの写真を使って表現されています。
2人ののどかな表情もいいですねー。

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さらに、温泉こけし「翠明荘」。
翠明荘は各地にある温泉宿の名前なので、この「こけし」がどこの地方のものなのかはちょっと不明のようです。
のれんの下がったお風呂が温かさを表現しているようです。

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さて、本日最後にご紹介するのは、正体不明の「こけし」。
一体、何を表現したものなのか、疑問です。
植物系なのかモノ系なのかも、ちょっと分かりません。
でも、すやすやと安らかに目をつぶる「こけし」の表情がとてもいいですねー。

部屋の片隅にちょっと置いておくだけで心和む昭和のこけし人形たち。
コレクターとかマニアとかいったことではなくて、毎日の仕事に疲れている現代の人たちに、ぜひとも見直してほしいアイテムです☆
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by kels2007 | 2007-01-15 21:04 | こけし人形
バター飴のクマ人形
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北海道土産のお菓子と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
石屋製菓の白い恋人、ロイズの生チョコ、カルビーのじゃがポックル、北海道にもいろいろな人気のお菓子があります。
でも、せっかく北海道に来たのなら、やっぱり食べたいバター飴(笑)
濃厚なバターをたっぷり使って、白い粉砂糖をまぶしたバター飴は、北海道を代表するお菓子です(と僕は信じたい)。

道内旅行のお土産の定番といえばバター飴、という時代が確かにありました。
バター飴は、どういうわけか、クマの形の容器に入れて売られていて、飴を食べ尽くしてしまった後は、クマの人形として遊ぶことができます。

バター飴の開発は昭和6年、「牛酪飴」として売られたのが始まりだそうです。
昭和30年代になって、北海道観光がブームになると、各お菓子メーカーが競うようにバター飴の生産を始め、カワイイ容器とのバランスも良く、バター飴は北海道を代表するお土産お菓子となりました。

今回紹介するクマの人形は、いずれも昭和30年代にバター飴の容器として利用されたもので、メーカーによってクマの顔が違って楽しめます。
特に、写真1枚目と2枚目のクマは、バンビキャラメルの製造でも知られる池田製菓のバター飴のもので、愛らしいクマの表情が観光客の目を喜ばせました。
裏には「北海道名産 池田バンビ バター飴」の表示があります。
バター飴の中でも、もっともポピュラーなものだったようですね。
池田バンビの倒産が伝えられたのは、昨年末のことで、とても残念です。

写真4枚目のクマはウインターキャラメルで知られる古谷製菓のもので、池田バンビとは違ったキュートさがあります。
「北海道銘菓 バター飴」の表示があり、バター飴の人気を見せつけられます。

バター飴が名産だった時代の北海道旅行、きっと楽しかったことでしょうねー。
僕は空っぽになったバター飴のクマを抱えて、昭和の北海道をあちこち巡るタイム・トラベルを楽しんでいるのです☆
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by kels2007 | 2007-01-14 20:51 | レトロかわいい